犬のお風呂の頻度と4つの注意点

人間は毎日お風呂に入りますが、一体犬はどの頻度でお風呂に入れるのがいいのでしょうか?その答えは室内犬と室外犬とで変わってきます。基本的ににおいが気になりだしたらお風呂に入れる方が多いと思いますが、においがしなくてもやはり汚れは溜まっていくものです。おおよその目安を知っておくことで、愛犬の肌を健康に保つことができます。この記事では、室内犬、室外犬それぞれのお風呂の頻度、またお風呂に入れる際の注意点を紹介しています。興味がある方はぜひ最後まで読んでください。

1.お風呂の頻度

お風呂に入れる頻度は、室内犬は月に1回程度、室外犬は月に2回程度がベストです。これはシャンプーを使って洗うときの目安で、湯洗いで汚れを落としたいときは特に決まりはありません。犬の皮膚はとても敏感なので、シャンプーはかなりの刺激になります。きちんと犬用のシャンプーを使っていたとしても、稀に肌荒れを起こしたり被毛を傷めたりすることがあるのでシャンプーの使い過ぎには注意が必要です。

2.お風呂に入れ始めるタイミング

生後3ヶ月が過ぎた頃からお風呂に入れてあげましょう。多くの子犬は生後2?3ヶ月で初めてのワクチン接種があります。ワクチン接種を受けていない子犬は抵抗力が非常に弱く、ちょっとしたことでも体調を崩してしまうので、ワクチン接種を受けるまではお風呂は控えた方がいいでしょう。ただ、排泄によってお尻の周りが汚れたり、においが気になる場合はその都度蒸しタオル等で拭いてあげてください。また、初めてのお風呂は犬にとっては怖いものです。まずは水になれさせてあげることが大事。最初の1?2回はシャンプーを使わずにお湯だけで汚れを落としてあげましょう。

3.必要な道具

犬をお風呂に入れるにあたって必要な道具は以下の4つです。
・犬用のシャンプー(毛が長い犬はリンスも)
・犬用のブラシ
・吸収性のいい大きめのタオル
・ドライヤー
これに加えて大きめの桶があると便利です。

4.お風呂に入れる前の準備

お風呂の前にブラッシングをすることは必須。特に毛が長い犬は毛が絡まっていることが多いので、絡まったまま洗ってしまうとそのまま固まってしまいます。一度固まってしまったらほどくことが難しく、最悪の場合その部分だけカットしなければならなくなります。また、余裕があれば耳そうじや爪切りもしておくと良いでしょう。

5.お風呂に入れる時間帯

食後すぐにはお風呂に入れないようにしてください。最低でも1時間は空けること。これは人間にも言えることですが、食後すぐにお風呂に入れてしまうと、急激に体が温まり胃腸の血液の循環が悪くなります。食べたものを上手く消化できず、入浴中に嘔吐してしまう危険性があります。また、冬場にお風呂に入れるときは要注意です。いくら体力のある犬でもお風呂は体力を消耗するもの。お風呂から上がった後は体が冷えやすいので、しっかりと温めてあげてください。寒い日や寒い時間帯は避けましょう。

6.お湯の温度

人間が浴びるシャワーの温度は犬にとっては熱湯です。子犬であれば35℃前後、成犬であれば30度前後がちょうどいいです。夏は暑いので水を使いたくなりますが、水ではなかなか汚れが落ちないのでぬるま湯を使いましょう。

7.4つの注意点

①シャンプー液が目や耳に入らないように注意する

特に耳が立っている犬は、耳の中にシャンプー液や水が入らないよう注意してあげてください。たとえ水であったとしても耳に入ってしまうと、中耳炎になる恐れがあります。また、目に入ってしまった場合はすぐに水で洗ってあげ、その後の様子を観察してください。万が一充血したり痛がるそぶりをみせるようであれば、すぐに獣医に見てもらいましょう。

②シャンプー液はしっかり洗い流す

一見綺麗に泡を流せたようでも、耳の後ろやお腹周りなど泡が残っていたりします。犬の皮膚は強くないので、万が一洗い残しがあった場合、それが皮膚病の原因になります。すすぎをするときは、入念にしてあげましょう。

③ドライヤーは30センチ離した場所から

犬の聴力は人間の4倍と言われています。ドライヤーは大きな音がするので、耳が良い犬はびっくりしてしまいます。ついつい近づけてドライヤーをかけてしまいがちですが、必ず犬から30センチほど離して使うようにしてください。

④しっかりと乾かしてあげる

お風呂から上がったら必ずドライヤーで乾かしてあげてください。特に夏場はタオルドライだけでもその後1?2時間もあれば自然乾燥します。ですが、半乾きのまま放置しておくと皮膚病の原因になります。手間がかかる作業ですが、愛犬の皮膚の健康のためにも必ずドライヤーで乾かしてあげましょう。ドライヤーをする前にタオルでしっかり水気を取っておくとかなりの時間短縮になります。

8.まとめ

お風呂に入れる頻度や注意点をきちんと理解し、愛犬の肌を健康に維持してあげることは飼い主としての義務です。ペットサロンALICEでは経験豊かなトリマーが確かな技術でトリミングさせてもらっています。忙しくてなかなか時間をかけてケアしてあげられていないお客様にこそ利用していただきたいサービスです。ご利用料金は犬種で変わってきますので、料金表をご確認ください。併せてペットホテルも運営しておりますので、出張や旅行で家を空ける際にぜひご利用ください。